本質で生きるマインドフルネス

瞑想おじさんの自己解放記

できないことをできないと認める強さ

「努力をすれば何でもできるようになる。」という考え方は、とても前向きな考えだと思います。

が、これは同時に、盲目的に信じてしまうと、悪あがきという苦しみを産みかねないのではないでしょうか。

たしかに努力はすばらしいことだと私も思います。

私自身、努力に救われたことは数知れず。

何でもやる前から諦めてしまったり、ほんの少しやっただけで安易にできないと判断してしまうのも考え物かもしれません。

せっかく目標に向かって頑張ってきたことを諦めることもとても勇気がいることだと思います。

ですが。

何度やってもできない。
自分なりに工夫しているにもかかわらず、ものごとが根本から好転しない。

そうであるなら、もしかしたらそれはあなたには本当にできないことなのかもしれません。

それはあなたには、本質として合っていないことなのかもしれません。

何度やればいいのか。
正解はないと私は思っています。

なんとなく、これはもう無理かもしれないという予感。
実はそれはあなたの本心が既に知っているのかもしれません。

(もちろん、やる前から、もしくは一回やっただけで、直感的に自分には無理とわかるものもあるかと思います。)

諦めずに頑張ること。
たしかに美しいことだと私も思います。

しかし、自分の本心がギブアップを望んでいるのであれば、諦めるのもいいかもしれません。

皆が皆、同じことを同じようにできるとは限りません。

「皆が普通にできて当たり前」と信じられていることが、自分にはできないことだってあるかもしれません。

それはとても悔しいことかもしれません。

しかし、先に進むためには・・・

ときには、できないことをできないと認める強さも必要かもしれません。

世界は狭いし広い。
世界は限られていて果てしない。

おそらくそれのみが世界のすべてではないはずです。

たしかにあなたにはそれはできなかったかもしれません。

しかし、あなたにできることはほかにもたくさんあるのではないでしょうか。