どんな感情もそのまま感じていい
こんなふうに感じてはいけないと考えて、起こった感情を押し殺す癖はありませんか?
どんな感情もあっていいのです。
そして、そのまま感じていいのです。
なぜなら、その感情もあなたの一部なのですから。
ここではこう感じるべきだ、こう感じるべきではない。
誰がそんなことを決めたのでしょう。
つまらないものはつまらない。
怖いものは怖い。
嫌いなものは嫌い。
それでいいのです。
ただそういう感情があるだけです。
起こった感情を否定する必要は何もないのです。
もちろん、今までその感情を避けてきたのであれば、いきなり真っ向からぶつかるのは刺激が強すぎるかもしれません。
焦る必要はありません。
まずは観察から始めてみてもいいかもしれません。
そして、まるで冷たい水に足を漬けるように、少しずつ少しずつ、その感情に触れてみるのです。
不快な感情を感じたからといって、そのとおりに行動する必要はないのです。
怒りが沸いたからといって、相手を殴らなくていいのです。
暴言を吐かなくていいのです。
ただ怒りを感じればいいのです。
どうしても暴言を吐きたくなったら、頭の中で言うか、その場を離れ、人に聞かれない場所で一人で言えばいいのです。
ときには仲のいい友人に愚痴をこぼすのもいいかもしれません。
もちろん慣れないうちは、不快な感情をすぐに払いのけようとしたり、押し殺そうとするかもしれません。
しかし、何度も練習を重ねると、少しずつそのまま感じられるようになるでしょう。
そして、不快な感情を避けるために努力するよりも、そうするほうが楽だということに気づくでしょう。
これを重ねると、あなたは「そのままの自分でいいのだ。」という真の自信を身につけるでしょう。
こうしてあなたは「ありのまま」すなわち「本質」に近づいていくのです。