越前大野の旅
福井県大野市
この冬一番の寒波が来たようで、 気温は氷点下。
雪が降り積もります。
さて、大野市なのですが・・・
県庁所在地の福井市から東へ約25kmほど離れた、北陸の小京都と呼ぶにふさわしい美しい城下町です。
街のシンボル・時鐘(手前)と、天空の城として最近注目の越前大野城(奥)
僕はこの街の静かで穏やかな雰囲気が好きで、何度か訪問しております。
名水の町
ここに来た目的は・・・
ズバリ、湧き水を汲むためです。
ここ、大野市には各所に霊峰・白山からの伏流水が湧き出しています。
その中でも水汲み場として特に有名なのが、「御清水(おしょうず)」です。
ここで水が汲めます。
この水は、とてもきれいなのです。
住民は野菜を洗うなど、生活用水としてこの湧き水を利用しています。
もちろん、この水は飲むことができます。
僕は水の味はあまり分からないのですが、ここの水は柔らかくまじりっけがなく、本当においしいと感じます。
しっかりペットボトルに5リッターほど詰めさせていただきました。
自然の恵みに感謝いたします。
名酒・花垣
水を汲んだら昼食を摂って速やかに帰ろうと思っていたのですが、途中で目を引く酒蔵の前を通ります。
「南部酒造場」
上品な蔵で、併設された販売所も清潔さを感じ、非常に気になりますので、ちょっと入ってみることにします。
後で知ったのですが、こちらは大野市では有名な「花垣」というお酒を醸す酒蔵だそうです。
販売所内はそれほど広くなく、陳列されている酒も多くはないと思ったのですが、とにかく洗練された気品を感じました。
温厚な雰囲気の店のおじさん(ひょっとして社長さん?)のアドバイスも聞きつつ、お土産の酒を購入しました。
福そば 本店
お土産のお酒も買ったところで、昼食を摂って帰路に就きましょう。
というわけで、さきほどの酒蔵のおじさんに聞いたところ、蔵の近くにあるそば屋がおすすめということでした。
「福そば 本店」
平日だったためか、昼食時でも店内は空いており、座敷でくつろぐことができました。
とろろそばをいただきます。
そばはもちろんおいしかったのですが、僕が驚いたのは、そばと一緒に一品で頼んだ「さといも煮っころがし」です。
ほくほくしていて、さといも特有の臭さやえぐさを感じませんでした。
ここ大野市はさといもの産地で、「上庄さといも」と呼ばれるブランドで全国的にも有名なのです。
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そば処 福そば本店
営業時間 11:00~14:00
TEL:0779-66-2930
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奥越は「水よし・人よし・空気よし」
さて、越前大野の旅レポートも、ここまでとしたいと思います。
大野市は、白山からの清流の恵みを受けた町です。
美しい水・穏やかな氣・おおらかな人の心を肌で感じることができました。
旅で関わった皆さん、ありがとうございました。