本質で生きるマインドフルネス

瞑想おじさんの自己解放記

自覚

f:id:hamamon91:20210419200015j:plain


自覚とは、自分の状態に気づいているということ。

 

そして、それに良いとか悪いとか判断を下していないということ。

 

気づき続けたまま、それをそのままにして、変えようとしないということ。

 

誰かに嫉妬しているなら、私は嫉妬しているのだと認めている。

 

そして、それに対して肯定も否定もしない。

 

このように、ただ存在を許された嫉妬心は、「誰かにどうにかしてやりたい」という力を失う。

 

そのとき、嫉妬心は無害化している。

 

これを忍耐強く続けるなら、その嫉妬心は存在意義を失い、次第に衰退し、やがて消えていく。

 

そのときあなたは理解する。

 

そうか、私の中のこの嫉妬心は、ただその声を黙って聞いてほしかっただけなんだ。

 

それを正そうといじくり回すから、その声を聞くまいと無視をするから、ますます私に反逆していたのだ、と。

 

自覚とは、賢い注意の向け方である。

 

自覚をしたものは何であれ、あなたにとってニュートラルな存在となる。

 

たとえあなたが「愚かだ」とみなす考えであったとしても。

 

それはもはやあなたにとって憎むべき敵ではない。

 

なぜならそこには善も悪もないからだ。

 

それはただ、あなたにとっての観察の対象なのである。

 

そしてこの観察は、あなたを人間的成長へと導くだろう。

 

hamamon91.hatenablog.com