あなたがあなたであることをあなたに許すこと。
それがあなたの自己解放である。
自己解放に結果は必要ではない。
それは決意があれば足りる。
真に偉大なものは、自分を許すという決意である。
なぜなら、どんな状態になろうと、そのように決意したあなたは必ず解放へと進み続けるからだ。
解放に向かう過程でどこかの区切りに現れる結果は、ひとつの状態にすぎない。
「ああ、瞑想をしてこんなにすっきりした」
もちろんそれはとても心地いいものに違いない。
しかしそれもまた、ひとつの状態にすぎない。
自己解放に終わりはない。
そしてそれは、何か理想にカタチづくられた哲学や概念ではない。
むしろ、それらを少しずつ手放していくことである。
カタチあるものは移り変わり、いずれ滅びる。
だから・・・
カタチに答えはない。
カタチに本質はない。
カタチそのものが僕たちを救ったりはしない。
カタチを超えたところに解放がある。
それは僕たちの内面の核に存在している。
そこに近づいていく有効な方法のひとつが瞑想である。
瞑想は、あなたと内面の核の間を遮る思考を手放す過程である。
そこに向かうと決めたあなたは、既にそこに辿り着いている。