お香れぽ⑤ 自作「八角ブレンド香」
前回、陳皮パウダーでお香を自作しました。
↓前回
で、そのご報告なのですが・・・
残念な結果となりました。
柑橘のようなさわやかな香りはなく、
焦げたような苦さでした。
また、今回はコーン型のお香だったのですが、
途中で火が消えてしまい、何度も点火し直すこととなりました。
なかなかうまく燃え切ってくれないようです。
以前に参加したワークショップで作ったコーン型もたしかそうだったな~。
自作のコーン型は、市販のもののように一度の点火で最後まで燃え切るということが困難なのかもしれません。
しかし、結果は一過性の状態にすぎません。
結果ではなく、自分でお香を作ったという事実が大切なのです。
というわけで、次行くぞ次~。
八角で香原料を作る
先日、友人のYさんから香原料にお使いくださいと、ステキなものをいただきました。
八角です。
中華料理などの調味料としても使われるやつですね。
八角の形って愛らしいなあと、見ていていつも思うのです。
香りも非常に個性的です。
ありがとうYさん!
さっそく使わせていただきます。
さて、これを・・・
解体します。
そして、おなじみのコーヒーミル先生に製粉していただきます。
いや~、相変わらずいい仕事しますね、先生。
ブレンドする
では、ここから楽しいブレンドの時間に入りましょう。
今回は香りに深みを持たせるため、
香原料を混ぜ合わせてみたいと思います。
自分でやるのははじめてなので、適当です。
キッチンに賞味期限を大幅に過ぎたカルダモンがあったので、
母に了解を取り、今回の香原料とさせていただきます。
これは清涼感のある酸味ですね。
八角はパウダーにすると、ややえぐみのある苦味を感じます。
かなり主張が強めです。
そこで、マイルドな香りを合わせようかと思ったのですが・・・
今回はいっそのことパンチの効いた香りにしてはどうかと思い直しました。
なので、零陵香を合わせてみます。
零陵香は、永平寺で使うお香としても有名です。
スパイシーな辛味のある香原料です。
あとは少しさわやかな甘さも入れてみたいので、
陳皮パウダーも使います。
というわけで、今回のブレンドは・・・
①八角
②カルダモン
③零陵香
④陳皮
で、いきたいと思います!
錬香(線香)
それでは、練香です。
前回、コーン型がイマイチだったので、
今回は線香にしてみます。
手でやると大変な作業であることは目に見えていますので、道具の助けを借りましょう。
この注射器のような物体は、線香作成用の樹脂製ポンプです。
ネットで500円ほどで買いました。
本体よりも送料のほうが高かったという・・・
練ったお香を詰めて、注射器のように押し出します。
おお!
写真はありませんが、ミミズのように先端からペースト状の線香が出てきます。
まっすぐ作るのは神経を使いますね。
でも、手で練ることに比べると断然楽だしキレイです。
できました!
多少長さや太さは不均一ですが、まあいいでしょう。
すでにこの段階でけっこう強い香りがします。
点火したとき、はたしてどんな香りがするのか・・・
乾燥するまで待ちたいと思います。
それでは、あなたの瞑想ライフが実り多きものでありますよう、お祈り申し上げます。