さけ処 八丈 ~奥出雲の旅②~
(前回のあらすじ)
12月某日。
ただなんとなく、奥出雲へと旅立った僕。
特急やくもに揺られ、松江駅へと到着した。
そして、食事と酒にありつこうと、ひとり松江の街を徘徊するのだった。
さて、どのような出会いが待っているのだろうか・・・
夜の松江を散策
時間は夜の22時。
松江駅から西へ200mほどのビジネスホテルを予約済ですので、まずはそちらへチェックインいたしましょう。
手続きを済ませ、街へ繰り出します。
ここからは自分の嗅覚が頼りです。
店構えや周囲の雰囲気から、僕のセンサーに引っかかった店に入ります。
夜が遅いためか、チェーン店以外は閉まっているケースが目立ちます。
これも想定内です。
できればチェーン店ではなく、地元で個人が経営しているような居酒屋に行きたいところ。
とにかく歩を進めましょう。
細い路地に、何やら興味をそそる雰囲気のお店を発見しました。
「さけ処 八丈」
よし、ここに入ってみましょう。
※写真は翌日朝に撮影しました。
松江 de 八丈島
ちょうど先客がお店を出るところらしく、客は僕一人だけになりました。
ここはおかみさんが一人で切り盛りしているようです。
お店にはメニューらしいメニューはなく、おかみさんが僕の様子を見て料理を勧めてくれます。
月山はほんのり甘く、すっきりした飲み口でした。
そして、漬けの寿司です。
よく味が染みて歯ごたえもあり、美味しかったです。
魚の名前は忘れました(笑)
〆に鯛のアラ汁をいただきました。
アラと言いながら、しっかりと魚肉もありました。
おかみさんとの会話を楽しむ
おかみさんは釣りをされるようで、お店で出す料理にも釣った魚が使われるそうです。
今日出た魚も釣ったものだとか。
で、お店の名前の由来なのですが・・・
おかみさんはもともと八丈島の出らしく、以前は東京でお店をやっていたそうです。
何かの機会で訪問した松江が気に入り、移住したのだとか。
ほう、そのような縁もあるのかと興味深くおかみさんの話に耳を傾けました。
料理も美味しかったし、会話も楽しめました。
これぞ旅の醍醐味ですね。
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さけ処 八丈
松江市伊勢宮537
TEL 0852-25-2788
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すばらしいご縁に感謝。
ごちそうさまでした。
もう夜も遅いので、ホテルへ戻り明日の旅に備えるとしましょう。
(続く)