本質で生きるマインドフルネス

瞑想と日々の暮らし

あしのまろやに秋風ぞ吹く

地獄のような暑さも過ぎ去り、一気に秋めいてきましたね。

 

私が住むところも、ようやく涼しくなりました。

 

穏やかに乾燥した空気が気持ちいいです。

 

体質的に暑いのがダメな私としては、とても過ごしやすい。

 

ありがたいことです。

 

百人一首に、そんな秋の風景をストレートに表した歌があります。

 

 

夕されば 門田の稲葉 おとづれて 

あしのまろやに 秋風ぞ吹く

 

大納言経信

 

現代語訳

夕方になれば、家の前の田んぼの稲穂をそよそよと鳴らして、葦葺きの私の小屋にも秋風が吹き渡るのだよ

 

 

秋の田んぼの情景そのまんまですね。

 

稲穂が風でサーってなる様が、目に浮かびます。

 

・・・だが、それがいい。

 

ひねりのないシンプルな表現だからこそ、秋の季節を強く感じるのです。

 

私は、百人一首のなかでこの歌が一番好きです。

 

 

この歌の作者・大納言経信は、平安時代の貴族です。

 

これは今から千年ほど前に作られた歌のようですね。

 

しかし、涼しくてさわやかな風。

 

この秋という季節の本質は、今も昔も同じのようです。

 

地球沸騰化と呼ばれるほど気象が変化した現代でも、それは千年前と変わらないんですね。

 

秋という季節の心地よさを感じつつ、今日も私はただ暮らします。