ようこそお越しくださいました。
当ブログ執筆者のhammerです。
このブログは主に、僕が自分の人生を通じてつちかった洞察をもとに執筆した記事を掲載しています。
読んで頂いたらわかると思うのですが、全体的に万人受けしないこと必至のテイストです。
どこかシニカルな雰囲気を感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、僕はまったくそれでかまいません。
それは、あなたにも知っていただきたいからです。
キラキラした前向きな言葉を使わなくても、
夢や理想を追い求めなくても、
すばらしい人間になろうとしなくても、
幸福に生きられるのだということを。
幸福は追求するほど逃げていくという逆説
あなたはこれまで、幸福になるために、自分を変えようと必死に努力してきたのかもしれません。
にもかかわらず、いっこうに幸福が感じられないのかもしれません。
むしろ努力をすればするほど、かえって不幸が増しているように思われたかもしれません。
僕もそうだったので、あなたの苦しみはよくわかります。
本当にあなたの努力には頭が下がります。
そして、あなたには何の落ち度もありません。
なぜなら、僕たちが身を置いているこの世界は、何かになろうと努力すればするほど、その何かは逃げていくという逆説を秘めているからです。
幸福になろうともがけばもがくほど、幸福は逃げていくのです。
自分を良くしようとすればするほど、自分の悪いところが目に付くのです。
前向きな人間になろうとすればするほど、ネガティブな自分を裁いてしまうのです。
なんと皮肉なことでしょうか。
しかし、残念ながらこれが自然の摂理のようです。
ちょっと大きな話になり恐縮ですが、現代社会を観察してもこれは明白なことです。
これだけ技術が発展して、機械やデジタル技術などで夢のようなことが実現しても、僕たちの多くは幸福を感じていないようです。
「あれがないから不幸だ、これを解決しないと幸福にはなれない」と常に憂いているのではないでしょうか。
また、これは社会だけではありません。
僕たち個人でも同じことがいえるのではないでしょうか。
今ここにある自分自身には注意を払わず、夢や願望追及という名のもとに、「こんな自分ではダメだ。もっと良くならなければならない」と自己否定をしているのではないでしょうか。
思考は不幸を探したがる
なぜそうなのでしょうか。
それは、僕たちが見ている世界は、思考を介したものだからです。
僕たちの思考は、不幸探しが上手なのです。
・良いところには目を向けず、悪いところを探す。
・あるものに満足せず、ないものを欲しがる。
・「もっと良く」を求め続ける。
僕たち人間に備わった思考は、自然とこのように働く傾向があるのです。
そしてこれは、個人だけの問題ではなく、どうやら人類全体に共通したもののようです。
思考のフィルターによって歪められたこの世界も、当然にこうした性質を帯びているのではないでしょうか。
幸福になろうとしても幸福にはならず、幸福が逃げていくのはこのためです。
決して僕たちが努力不足だから不幸だというわけではないのです。
むしろ僕たちは、努力をしすぎているぐらいなのかもしれません。
自己観察により思考を超える
とはいえ、注意していただきたいのです。
思考で歪められた世界とはいえ、なるべく思考と戦わないことです。
ポジティブ思考などのような思考の抑圧は、試みないことをおすすめします。
おそらくここまで読まれたあなたは既に嫌というほど経験済みかと思います。
だから詳細は割愛しますが、そうした方法は逆効果なのです。
いえ、
思考そのものを意志の力でコントロールしようとする試みは、すべて失敗して当然だと言っても過言ではないのかもしれません。
そこで、このブログではこうした思考にはらむ逆説から抜け出すために、マインドフルネスによる自己観察を推奨しています。
これにより、思考にとらわれずに世界を観ることができるかもしれません。
そして、
・今の自分を受け入れること
・自分を変えようと努力しないこと
・ただ生きるために生きること
・・・をあなたに提案しています。
ブログタイトルである「本質で生きる」とは、こうした姿勢のことです。
今までのような「努力でより良くなろう」とする解決策とは、まるでやり方が違うかもしれません。
怠惰と感じられるかもしれません。
「これでは何も変わらないじゃないか」と危惧されるかもしれません。
しかし、この逆説的アプローチは個人の意識に変容をもたらし、ひいては現代社会に蔓延した不幸感の根本的な解決につながるものと僕は信じています。
実際に僕は、「幸福になろうと努力しないこと」により、幸福を実感しています。
詳しくは記事をご覧いただけると幸いです。
また、当ブログは執筆者のライフワークである旅やお香の記事も掲載しています。
興味ございましたら、暇つぶしにお読みいただけたらうれしいです。
執筆者について
僕は学者でもなければ、有名なセラピストでもありません。
名の知れたスピリチュアリストでもないし、瞑想の先生でもありません。
普段はサラリーマンとして生計を立てている、ただの瞑想好きの一個人です。
何者でもないし、何の権威もありません。
詳細はプロフィールに記載しています。
しかし、ここに掲載している記事は、僕のかけがえのない創造物です。
そして、僕自身が根本的に変容するに至った智恵がふんだんに盛り込まれています。
これが現在苦しんでいるどなたかの目にとまり、結果的に少しでもお役に立てるなら、僕にとっては喜ばしいことです。
ご質問等ございましたら、お問い合わせフォームへどうぞ。