本質で生きるマインドフルネス

瞑想おじさんの自己解放記

「エビデンスがない」という意見について

  残念ながら、「マインドフルネスにはメンタル改善効果のエビデンス(科学的根拠)がない。」と批判される意見を見かけます。

 

 恐らくここでいうエビデンスとは、医学的な意味で言っているのでしょう。

たしかにエビデンスは非常に大事だと私も思います。

が、私の経験則では、ことメンタルに関しては、医学的エビデンスだけでは説明が付かないものが多分にあると思っています。

 

 なぜなら、心にはその人にしか分からない「感じ方」というものがあるからです。

実際私自身、血液検査の数値等はほとんど問題なく、医学的には健康優良児でしたが、長年、常に疲労感・倦怠感等の原因不明の不調感がありました。

明確に原因を説明できた医者はいません。

 

 マインドフルネス瞑想の実践を重ねることによって、これらの不調感は薄れました。

(魔法ではないので、不調感が全く無くなったりはしないです。不調時はやはり不快であることに変わりはない。ただ、不調があっても、それを無くそうとすることに囚われることは大幅に減りました。)

そういうわけで、現段階では、メンタルにおいてエビデンスを求めすぎるのはナンセンスではないかと私は思っています。

 

 マインドフルネスは魔法ではありません。「注意の向け方」を意識的に調整する練習です。

メソッドである以上、残念ながら合う合わないはあるでしょう。

あとは実践するかどうかです。