人が愛せなくて苦しいのは、自分を愛していないからなのかもしれません。
人を愛するには、まず自分を愛する必要があるでしょう。
自分を愛するという言葉は、どうも敬遠されがちなように思います。
それはたぶん、自分を愛することとナルシシスト(不健全な自己愛)が混同されているからではないでしょうか。
本当は、それらは全く違うものだというのに。
むしろナルシシストは、自分を愛していないから自己中心的になってしまうのです。
他者貢献よりも先に自分を癒す
他者貢献は崇高な精神であると信じられ、世間でも推奨されているものと思います。
たしかにそれが幸福の一要因であることは、僕も疑う余地はありません。
しかし、もしその言葉がまだ重荷に感じられるのなら、無理にそうしようとしなくていいのではないでしょうか。
もしかしたら、あなたは人の役に立とうとするよりも先に、自分を癒すことが必要なのかもしれません。
自分が辛いのに、それを無視して人のために尽くそうとするから、ますます人が恨めしくなるのかもしれません。
ある程度あなたの傷が癒えたら、おのずと人に何かをしてあげたくなるでしょう。
だからまずは、徹底的に自分を癒してあげましょう。
とかくこの日本では、自分をいたわることに対して遠慮しすぎだと感じます。
もっと自分を大切にしてもいいのです。