本質で生きるマインドフルネス

瞑想おじさんの自己解放記

平和


あなたの心が平和なとき、

 

その目に映るあの人も平和。

 

そして、世界も平和。

 

なぜなら、あなたの心が平和だから。

 

もうあなたは聞き飽きたかもしれない。

 

しかし、言わずにはいられない。

 

真の平和とは、単純に「戦争がない」という外形的な状況を指すのではない。

 

それは僕たちの内面の状態をいう。

 

一人ひとりの心が平和なとき、真の平和が実現する。

 

それは社会運動などで達成するようなものではない。

 

もちろん、どこかの国の独裁者を批判することで、成立するようなものではない。

 

また、キラキラした言葉で内面を美化することで、叶えられるものでもない。

 

一人ひとりが自分の内面を、ごまかさずに観察し続けるとき。

 

美点だけでなく、自身の内面にある愚かさを愚かだと正直に認めるとき。

 

そしてそれらを、正当化も非難もすることなく、ただそのまま観るとき。

 

平和がそこにあることに気づく。

 

それは実現を目指すような目標ではない。

 

ことさらに優しい言葉で語られるようなものでもない。

 

一見そっけなく、自然で、そして穏やかなもの。

 

そして、すでに僕たちの心にあるもの。

 

そこに気づくかどうか。

 

それは、僕たち一人ひとりの自覚にかかっている。

 

残念ながら、誰かが誰かの心を平和にさせることはできない。

 

だから、他者に平和を求めても仕方がない。

 

自分の心が平和であれば、それでじゅうぶん。

 

ならばもう、誰かに期待せず、ただ坐ろうか。

 

そして、何も目指さず、何も求めず、ただ気づき続けようか。

 

そのとき僕たちは、平和である。

 

そして僕たちは、おのずと理解する。

 

僕たちが平和であるとき、僕たちの存在そのものが、他者に影響を与えているということを。

 

意識して平和的な行動をしなくても、周囲に平和の波紋が広がることを。

 

むしろ平和にさせようとはからうと、争いが誘発されるのだということを。

 

だから僕たちは、平和の主張などしなくていい。

 

ただ気づいていればいい。

 

なぜならそれが、平和の近道だからだ。

 

hamamon91.hatenablog.com