僕は瞑想のとき、よく線香を焚きます。
理由は単純明快です。
純粋にいい匂いだと感じるからです。
ちょっと大げさな言い方をすれば、広がる香りと立ち上る煙でなんとなく空間や五感が浄化されるような感じがあり、心地いいのです。
以前、「瞑想には香りがあったほうがいいですか?」とご質問をいただいたことがあります。
結論から申し上げますと、僕は「どちらでもいい」と思っています。
使われるかどうかはお好みでいいのではないでしょうか。
ですから、使ってみたいと思ったのであれば、ものは試しです。
気軽に取り入れていただいていいのではないでしょうか。
ただし、「瞑想のときは必ずお香を焚かなければ」と義務になってしまうようであれば、やめておくことをお勧めします。
香りはなくても瞑想はじゅうぶん成立しますので、お香はあくまでモチベーションを高めるためのスパイスだととらえていただければと思います。
瞑想は、自分の感じ方に気づくという姿勢が大切です。
お香にかぎらず、瞑想において自分が心地いいと感じたものを取り入れるということは、非常に有意義だと僕は思います。
もちろん、起こった結果をご自身で負うことが大前提であることは、あなたもご理解いただいているかと思います。
それだけふまえていただき、どうぞ気軽に瞑想を楽しんでください。
本題・お香のご紹介
さて、前置きが長くなりました。
このコーナーでは、僕がお気に入りのお香たちを紹介したいと思います。
記念すべき第1回は・・・
玉初堂の線香「沈香(じんこう) 香樹林」です。
これは、現時点で僕にとって一番好きな香りです。
沈香という香木に、桂皮や丁子などの漢方香料を配合しているようです。
たしかに漢方チックなスパイシーな香りがします。
香りのチャートとしては、かなり辛めです。
火をつける前に線香を嗅いだだけでも、カレーのような匂いがします。
しかし、点火後は爽やかで香ばしい香りがあたりを包みます。
僕はこの香りが大好きなのです。
以上、「沈香 香樹林」のご紹介でした。
結び・感じ方に素直に
いい香りかどうかは、ご自身の感じ方こそが判断基準です。
ネットでお香を購入する場合、はじめは口コミなどを参考にして買うことになるかもしれません。
しかし、実際に使用してどう感じたかは、ぜひ自分自身に素直になっていただきたいと思います。
自分が使うお香は、やはりご自身で選んでいただきたいのです。
とはいえ、身構えなくても大丈夫です。
香りがどうだったかを詳細に言葉にする必要はありません。
ただその香りが自分にとって快か、そうではないか。
自分はその香りが好きか、そうではないか。
それを自分に確認するだけでもじゅうぶんだと思います。
そしてそれもまた、瞑想の大切な要素のひとつです。
自由に気楽に、瞑想の旅をお楽しみいただければ幸いです。
↓↓今回ご紹介したお香(玉初堂の製品紹介ページ)