前回ご紹介しました、みのり苑のお香「風韻(ふういん) 白檀」。
白檀香木の甘い香りがおだやかに、しかし、しっかりと広がる逸品でした。
引き続き、こちらの風韻シリーズを聞いてみたいと思います。
よろしくお付き合いいただければ幸いです。
今回は「風韻 沈香(じんこう)」です。
簡素でありながら上質感のある箱は、白檀と同様のデザインですね。
沈香もまた、いわゆる王道の香木。
このお香もやはり、自然の香木を使用しているそうです。
白檀も心地いい香りでしたが、はたして沈香はどうか・・・
では、着火。
辛さがあり、香ばしい。
しかし、決して刺激的ではありません。
非常に奥深く、味わいのある香りです。
やはりこれも、まじりっけのない清潔さを感じます。
白檀とはまた違った魅力があります。
みのり苑のお香、やはりすばらしいです。
素朴さ、純粋さ、気品。
心を打つ本物の香り、あなたも味わってみてはいかがでしょうか。
p.s.
沈香は希少価値が高いらしく、このお香は「風韻 白檀」よりも価格は高いのですが・・・
必ずしも沈香のほうが白檀よりもいい香りだといえないところが、興味深いところだと私は思うのです。
実際に母は、沈香よりも白檀のほうが香りが優しくて好きだと言っていました。
私の場合、同じお香であっても、その日の体調などによって香りの感じ方が変わってきます。
だから日によって、白檀が合うときもあれば、沈香が染み入るときもあります。
いずれにせよ、価値は価値です。
お香の本質は、香りそのもの。
やはり瞑想を実践する身である私は、価値にとらわれず、できるかぎりで純粋に香りを味わいたいものです。