判断しない
前回の記事、「気付くだけでいい」の続きです。
さて、やらなくていいことをやめるにあたり、どのようにして「やらなくていい」と決めればよいのでしょうか。
その判断基準は何でしょうか。
実は、判断しなくてよいのです。
判断をせず、あなたの「感じ方」に任せ、そのままにしておけばいいのです。
???決めるのに判断しなくていい???
これまで何かと決断することに慣れてきた人には、所在なく気持ち悪いかもしれません。
自分にとって「必要」か「不要」か、どちらかにすぱっと決めてしまいたいかもしれません。
しかし、そんなことをする必要はないのです。
むしろ、無理に決めてしまおうとすることは逆効果でしょう。
ものごとを評価も判断もせず、ただ湧き上がってくる心に意識を置く。
そうすれば、「やらなくていいこと」が自然と見えてくるでしょう。
このように、マインドフルネスでは、ものごとを判断しようとしません。
その代わりに現在の自分の心に意識を置きます。
すると自然とものごとは進みだすのです。
この感覚は体得するまで練習が必要かもしれません。
しかし、体得できたなら、選択で迷ったり後悔したりということは格段に減るでしょう。
「やらなくていいことをやめる。」と決めたなら、あとはこのように意識を自分の心に置き続けるだけで、自然に「やらなければならない」という義務感に振り回される機会は減ってくるでしょう。