本質で生きるマインドフルネス

瞑想おじさんの自己解放記

戦わない

彼は勝ちもしないし負けもしない。 なぜなら彼は戦わないからだ。 当然、自分から戦いをふっかけたりはしない。 戦いを挑まれても応じないし、 一緒に戦おうと誘われてもその誘いに乗らない。 そのとき彼は無敵である。 なぜなら、戦わないので敵がいないか…

理想を追い求めない

この文章は、どんなに努力しても満たされない感じがある人にこそ読んでいただきたいと思い、執筆しました。 その満たされないものが何なのかを気づくきっかけになれば幸いです。 それ以外の方には、受け入れられなくて当然のものです。 そのことをご承知いた…

あなたがやらなくても

あなたがやらなくても誰かがやる。 あなたがあれこれ取り計らわなくても世界は動く。 あなたがどんなに抵抗しても、時は流れ地球は回る。 それが自然の摂理というもの。 だから、あなたはあなたにできることだけやればいい。 あなたができないことは、誰かに…

須我神社 ~奥出雲の旅⑤~

前回、出雲横田を巡りました。 12月に2泊3日で敢行されたこの旅も、いよいよ大詰めです。 七冠馬ときぬむすめ 昨晩は出雲横田駅近くの浪花旅館でのんびりと過ごしました。 朝、チェックアウトの際におかみさんからすばらしいお土産をいただきました。 奥出雲…

いざ、出雲横田へ ~奥出雲の旅④~

(前回までのあらすじ) 12月某日、島根県を旅することを思い立った僕。 特急やくもで松江に行き、レンタカーで奥出雲へ向かう。 途中、縁結びの御利益あらたかな八重垣神社へ立ち寄った。 さあ、出雲横田へ出発だ。 hamamon91.hatenablog.com 雪景色を走る …

八重垣神社 ~奥出雲の旅③~

(前回までのあらすじ) 12月某日、僕は奥出雲の旅に出発した。 特急やくもに揺られ、島根県へと向かう。 その夜、松江市に到着し、「さけ処 八丈」で酒と食事を楽しんだのだった。 朝、松江市を立ち、いよいよ奥出雲へと向かう。 hamamon91.hatenablog.com …

さけ処 八丈 ~奥出雲の旅②~

(前回のあらすじ) 12月某日。 ただなんとなく、奥出雲へと旅立った僕。 特急やくもに揺られ、松江駅へと到着した。 そして、食事と酒にありつこうと、ひとり松江の街を徘徊するのだった。 さて、どのような出会いが待っているのだろうか・・・ hamamon91.h…

旅立ち ~奥出雲の旅①~

ふと、島根県を旅したくなりました。 ただなんとなくです。 松江市や出雲市など、島根県の東側沿岸部は何度か訪問したことがありました。 が、奥出雲と言われる地方には行ったことがないのです。 神話の里、たたら製鉄、神楽など、以前から奥出雲の魅力につ…

いつか

いつかのために努力すること。 現代社会では、それがすばらしいことであると手放しで賞賛されているのかもしれません。 「いつか俺はすばらしい人間になるんだ。」 「いつか俺は本当になりたい職業に就くんだ。」 「いつか俺は理想の暮らしを手に入れるんだ…

お香れぽ⑤ 自作「八角ブレンド香」

前回、陳皮パウダーでお香を自作しました。 ↓前回 hamamon91.hatenablog.com で、そのご報告なのですが・・・ 残念な結果となりました。 柑橘のようなさわやかな香りはなく、 焦げたような苦さでした。 また、今回はコーン型のお香だったのですが、 途中で火…

輪廻転生

窓際サラリーマンのたわごとです。 よければ暇つぶしにどうぞ。 輪廻転生。 いわゆる生まれ変わりというもの。 それが本当にあるのかないのか。 僕はそのような議論には意味を感じない。 前世の記憶はないのだし、 誰もその真偽を証明などできないのだから。…

期待 ~百害あって一利なし~

期待は百害あって一利なし。 そう。 他者が自分の思いどおりに動くかどうかは、自分にはコントロールできないこと。 そして、期待が外れたとき、相手を責める心が起きてくる。 このように、誰かへの期待は、与えてもらうことを求める依存的態度。 また、自分…

お香れぽ④ 自作「陳皮香」

さて、僕が瞑想時に使うお香を紹介するというこの大人気(嘘)コーナー。 ここまでは市販のお香を取り上げてきました。 ↓第1回 hamamon91.hatenablog.com ↓前回 hamamon91.hatenablog.com 何気なしに好き勝手に続けてきたこのコーナーでしたが、 これによっ…

瞑想の偉大な成果物 ~真の自分自身として生きる~

坐るだけが瞑想ではありません。 生活そのものが瞑想の場です。 普段の生活において、できるかぎり自分自身の内面の動きに気づいていること。 そして、できるかぎりそれにのめり込まないこと。 実はそれこそが、最も有意義な実践であると僕は実感しています…

2022年もよろしくお願いします。

どもども、hammerです。 2022年がはじまりましたね。 永遠のなかのこの1年。 皆様にとって幸多き時間であることを祈ります。 2019年3月にはじまったこのブログも、丸3年の歳月が近付こうとしています。 ここまで続けることができたのも、皆様のおかげだと感…

自分を許すということ

2021年の締めくくりに、ちょっと僕の話をさせていただきましょう。 「こんな自分は嫌だ」 「だから別人になるんだ」 そう考えて努力をしたら、結局は自分自身として生きることが幸福であることを理解しました。 「サラリーマンの仕事なんて嫌だ」 「だから俺…

サイコ日記・不信感ヲ観察スル

某月某日。 月が美しい夜だ。 心がひたすらにザワザワしている。 「信じてたまるか」と言っている。 思考の渦に取り込まれる。 しかし、これを観察している僕は、「ああ、巻き込まれているな」と自覚している。 「いやはや、すごい渦だ」 思考の渦と表現した…

起きてくることにただ気づいている

僕は瞑想のとき、 何かをイメージしようとしません。 何かを思い出そうとしません。 心の声で何かをアナウンスしたり、 マントラを唱えたりしません。 呼吸をコントロールしようとしません。 呼吸を数えたりしません。 何かを感じようとしたり、 感覚を維持…

自己表現の場

母は毎日、時間をかけて料理する。 どうやらいいものを作りたいという意欲が強いようだ。 そして母自身、そのことを知ってはいるが受け入れきってはいないようだ。 よく「今日も料理めんどうくさいなあ」とこぼす。 こぼしながらも、やはりじっくり丁寧に食…

存在そのものの価値に気づく

瞑想とは、自分の存在を磨く作業でもあります。 存在を磨くとは、自分の存在をアピールすることとは違います。 自分の存在そのものの価値に気づくということです。 存在そのものの価値。 それは何かができるから、何かを成し遂げたから、何かを所有している…

フルムーンボウル ~シンギングボウルの世界~

シンギングボウルをご存じですか。 仏壇でチーンって鳴らすおりん。 あれと似たようなかんじの、金属製のお椀です。 もともとはチベット仏教の法具なのですが、今では日本でもヨーガや瞑想の際に鳴らしたり、セラピストがヒーリングに使用したりと、広く認知…

鎮魂歌 ~親愛なるあなたへ~

僕の大切な人が今世の旅を終えた。 あなたは最期まで懸命に生きた。 決して良くなることのない病だと知りつつ、投げ出すことなく。 病状が進み、ベッドから自力で動くことができなくなっても、あなたはいつものあなたと同じように、自分にできることをやり続…

お香れぽ③ 中宮寺「山吹香」

さて、僕が瞑想中に使うお香を紹介するというこの不人気コーナー。 めでたく3回目を迎えました。 ご覧になっているあなたに感謝の意を表明いたします。 今回もお付き合いいただけると幸いでございます。 ↓第1回レポート hamamon91.hatenablog.com ↓前回レポ…

祈り

もし今あなたが何もできそうにないのなら、ただ祈るのもいいのかもしれません。 もちろん、あなたが祈ってもいいと思ったらでけっこうです。 祈ることなどばかばかしいと思考が強く抵抗するのなら、やめておくことです。 そのときは「何もしない」ということ…

チャレンジしないというチャレンジ

「チャレンジすることはすばらしいこと」 困難なことへのチャレンジがもてはやされるような風潮の昨今。 簡単なことを選んでやることに罪悪感を抱く人もいらっしゃるかもしれません。 そして、嫌がる自分自身に無理に困難なことをさせようとするかもしれませ…

中立的であること

瞑想は、肯定も否定もしません。 瞑想は、集中でも散漫でもありません。 瞑想は、緊張でもリラックスでもありません。 ただ広がりの中にたたずんでいるのです。 このように、瞑想中の心というのは極めて中立的なのです。 瞑想が深まっているとき、あなたは…

愛しようとしないことが愛

はいどーも。 今日はちょっと愛について話してみましょうかね。 大きなテーマですが、まあお茶でも飲みながら気軽に読み流していただければと思います。 起・愛さなければならないという苦しみ 「愛さなければならない」 「しかし、愛し方がわからない」 「…

哀愁

秋が深まる頃。 どこか哀愁を感じませんか。 清涼で澄んでいて、しかしもの悲しい。 冬に向かい、生命が枯れゆく予感。 この季節に大自然が発する波長のようなもの。 それは光や空気、水を使って地球が織りなしている芸術作品なのかもしれません。 僕たちは…

救いがない中にこそ救いがある

野心 夢や成功という言葉で飾られてはいても、もしかするとこれもエゴが作り出す野心かもしれない。 その奥底には、 「俺だけは特別でいたい」 「成功することで特権を独占したい」 「人より優位に立って一目置かれたい」 そんな欲が隠れているのかもしれな…

完成形の自分という幻想

完成形の自分を求めて、自分自身をいじくり回す。 どこかに理想の自分があるのではないか。 そしてそこにたどり着けるのではないか。 そこにたどり着いたなら、安楽が待っているにちがいない。 そのように努力を続ける。 しかし、どこまで行っても理想の自分…