本質で生きるマインドフルネス

瞑想おじさんの自己解放記

瞑想

逆説的・幸福論

幸福になろうとするとき、僕たちは幸福ではないのかもしれません。 なぜなら、幸福に「成ろう」としているからです。 不幸であること もし、僕たちがポジティブな気分であることだけが幸福だと思っているのなら、既に僕たちは不幸なのかもしれません。 なぜ…

探そうとしないこと

瞑想において、探そうとしない姿勢は大切だと僕は思います。 坐して、もしくは横たわって瞑想をしている間、何も探そうとしません。 心地よさも、 リラックスも、 集中も、 洞察も、 何も探しません。 ただ来るものに対して、なるべく平等に注意を払おうとし…

友達は多いほどいいという嘘

僕はこの記事を、人間関係に対して苦手意識がある一方で、「社交的でなければならない」と考えて、内向的な自分を否定してしまう人に向けて書きます。 それ以外の方には、おそらく参考にはならないだろうと思います。 そのことをご理解のうえ、閲覧くだされ…

それまで気にも留めていなかった。 庭に植わっているローズマリーに、心地よい香りがあることに気づいた。 その枝を3、4cmほど切ってみる。 そしてお湯に数分間浸し、お茶にして飲んでみる。 爽やかな香りと味が口内に広がる。 「うちの庭にもこんな宝があっ…

自然と一体であるということ

瞑想をしているとき、僕たちは自然と一体です。 自然はおそらく、区別も判断もしていないでしょう。 つまり、自然とは、思考から自由だということです。 ならば、自然はまったく無秩序かというと、それは違うと思います。 大自然にも大いなる意志があると感…

心は天気

天気は日々、移り変わります。 晴れの日があれば、雨や曇りの日もあります。 嵐や台風のように、大荒れのときだってある。 これだけ人間の科学技術が発達した現代においても、僕たちは天気を意のままに操作することはできません。 いくら僕たちが晴れてほし…

やろうとせずにやる

「やる気を出しましょう。」 あなたはかつて、このように鼓舞されたかもしれません。 その言葉に従い、本当はやる気がないにもかかわらず、自分の中から無理矢理にやる気を絞り出そうとした方もいらっしゃるかもしれません。 そして、そのようにやる気を出そ…

それはそれというだけ

それはただ、それというだけ。 それ以上でもそれ以下でもない。 そこには本来、意味はない。 それを特別なものに細工したがるのは、僕たちの心の仕業なのかもしれない。 しかし、それを特別だと思う心もまた、そうであるというだけ。 それを細工することもま…

あるがままに観る

マインドフルネス瞑想は、一言で申し上げるなら観察です。 視覚だけでなく、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感によって、もしくは「心の眼」によって、様々な対象を観察します。 それによって、感性が冴え、場合によっては第六感(直感やインスピレーションなど…

感動できなくていい

ネットオープンカウンセリングのお時間です。 ここでは、僕が相談者様のお悩みに回答させていただきます。 なお、掲載にあたって、相談者様の事前承認を得ています。 感動できない (相談内容) 私は感動することができません。 友達が「感動した」と感想を…

「認める」ということ【洞察の詩】

僕は頻繁に、「認める」という言葉を用います。 それは、人間として健全に生きるうえで、この「認める」ということの重要性を体感してきたからです。 この言葉にあなたはどのような印象をお持ちでしょうか。 「認める」とは、困難なことでしょうか。 僕もか…

悟り

これは、悟りというものの一般定義を記したものではない。 そういうものを期待して読むなら、きっとがっかりすることだろう。 僕は悟りの正式な定義は知らないし、どうでもいい。 物質世界と精神世界の両方を懸命に生きてきた者の責務として、その半生から得…

「狭い世界」で生きることもまた美しい

マスコミのニュースでは、華々しい成果を上げた人がクローズアップされる傾向があるかと思います。 また、最近ではSNSで自分の生活をさらけ出す行為が一般的になっているように感じます。 そういう情報をよく目にするからでしょうか。 世界をまたにかけて活…

今、折り合いがつけられない感情はあって当然

前回記事で、感情と戦うのではなく、「折り合いをつける」という姿勢で臨むことを提案しました。 hamamon91.hatenablog.com ここで注意していただきたいことがあります。 それは、とにかく無理はしないでいただきたいということです。 今の段階で折り合いが…

感情とは折り合いをつけるもの

よく、感情を「克服する」という表現を見かけます。 おそらく、苦手意識によって囚われていた感情があったが、その感情に心悩まされなくなったというような意味なのでしょう。 「克服」の言葉の意味を見てみましょう。 ************************************…

「憎む心」はあっていい

もしあなたがどんなに心を整える努力をしても、人や世間を憎んでしまうのなら、一度あなたの中にある「憎む心」を認めてはどうでしょうか。 巷の心理読み物などを読むと、さも「憎む心」などまったくない清らかな人間になれるのではないかと期待するかもしれ…

わからないことをわからないままにしておく尊さ

この情報化社会。 僕たちは、何でもわかって当然と思ってしまうことがあるかもしれません。 わからないことを恥じて、わからない自分を責めてしまうかもしれません。 だから、何でも無理に自分にわからせようとするかもしれません。 知らないことに対する罪…

適所で生きるということ

前回記事の中で、「使命」というものを深刻に考えてしまう人に向けて、植物に学び、自分に適した場所で、自分が今「できること」を淡々としていけばいいという持論を述べました。 前回記事 hamamon91.hatenablog.com さて、今回も再び、植物の生き方をヒント…

植物に学ぶ「使命」

スピリチュアルなどで、「使命」という言葉を耳にするかと思います。 これまで自分の人生に生きがいを感じられなかった人なら、この言葉を重く受け止めるかもしれません。 どこかに生前から約束された「天職」のようなものがあるのではないか。 それによって…

結果がコントロールできない理由

僕はこのブログで何度か「結果はコントロールできない」と述べてきました。 これは努力を否定するものではなく、現代社会で陥りがちな「悪あがき」から距離を置くための知恵としてお伝えしているものです。 そして、真に言いたいことは、「結果に無関心にな…

「今ここ」の意味

前回記事で、「キャッチフレーズ」について述べました。 「キャッチフレーズ」は魅力的に響く分、よく「独り歩き」をする。 だから、もしそれらに振り回されて苦しいなら、その真意がわかるまで、むやみに信じようとすることを保留してはどうかとお伝えしま…

「キャッチフレーズ」と距離を置く

現代社会では様々な「キャッチフレーズ」が溢れているかと思います。 ライフスタイルに関しても、「断捨離」や「糖質制限ダイエット」など、ブームと呼べるほど多くの人に影響を与える言葉が存在しています。 これらの言葉を生き方や行動の指針として参考に…

マインドフルネスの効果について証言⑥ ~まとめ・効果は全て副産物~

ここまで、僕が実感したマインドフルネスの効果について述べてきました。 マインドフルネスの実践によるこれらの効果は、僕の生きづらさを根本から大きく改善してくれました。 しかし、ここで断っておきたいことがあります。 それは、深い意味において、僕自…

マインドフルネスの効果について証言⑤ ~「できない自分」を許す~

僕はマインドフルネスにどのような効果を感じたのか。 それを証言するこの連載記事も、いよいよ終盤に差し掛かりました。 ↓↓ この連載記事の意図および注意事項 ↓↓ hamamon91.hatenablog.com これまでお話ししたマインドフルネスの効果のうち、枝葉に当たる…

マインドフルネスの効果について証言④ ~直感が磨かれる~

マインドフルネスを実践し、僕はどのような効果を感じたのか。 この記事では、マインドフルネス経験者の一人として、その証言を行っています。 僕はマインドフルネスでどのように生きづらさが改善されたのか。 少しでもそれらをお伝えできれば幸いです。 ↓↓…

マインドフルネスの効果について証言③ ~思考・感情との関わり方を知る~

この記事では、数回に渡って、僕に表出したマインドフルネスの効果を、経験者の一人として証言しています。 さて、前回記事では、マインドフルネスの効果として体感した効果のうちの根幹となる部分、「あるがままの自分に近づく」=「自己解放」について触れ…

マインドフルネスの効果について証言② ~「あるがままの自分」に近づく~

僕はマインドフルネスと出会って、約2年が経ちました。 2年間、ほぼ毎日欠かさず瞑想を続けています。 その過程で、生きづらさを改善する様々な効果が現れています。 これから数回に渡って、僕に表出したマインドフルネスの効果を証言します。 前回記事に、…

マインドフルネスの効果について証言① ~これだけは伝えておきたいこと~

ここから数回に渡り、僕がマインドフルネスを実践して、実際にどのような効果が感じられたのか。 それをお話ししましょう。 こういった記事はブログ作成の初期段階で公開することが多いと思います。 なぜブログの開設から一年以上経った、このタイミングなの…

感謝できない自分を責める必要はない

皆さんは、感謝できない自分を恥じたり責めたりしたことはありませんか。 もしかしたら、幼い頃、養育者から感謝を強要されるような雰囲気の中で育った方もいるかもしれません。 また、巷の心理読み物やポジティブ思考の指南書などを見ると、一つ覚えのよう…

ただ聴く ~共感力の高め方~

前回、メンタルヘルスにおいて、「共感力」が大切であると述べました。 「共感力」とは、異なる価値観や考えを受け入れる度合いであり、これは日常生活の中で高めることができるのです。 今回は、その方法をお伝えしましょう。 前回記事 hamamon91.hatenablo…